OEC News No.12
指導員養成研修関連ニュース

1.指導員養成研修『川の水生生物とマングローブの観察』実習

 沖縄県文化環境部環境保全課委託「生活排水対策普及啓発モデル事業」の一環として、生活排水対策指導員養成研修を平成17年11月から実施している。その研修の一つ『川の水生生物とマングローブの観察』野外実習を平成17年12月17日(土)開催した。
 この観察会は、受講生(指導員)が生活排水対策啓蒙活動の一つとして地域の川や海などで、自然の体験を通して子どもや大人に水環境を理解してもらうためのワークショップ開催の実習である。
 当日は午前中沖縄本島北部の平南川で水生生物による水質調査を行い、午後は場所を変え宜野座村漢那ダム堤下と金武町億首川河口のマングローブ湿地の観察を行った。
平南川では、水質の指標生物を調べると同時に透視度計による透視度、リトマス試験紙でpH、パックテストによるCOD(化学的酸素要求量)なども計測した。COD計測では、コップの河川水に醤油を垂らして値の比較が行われた。たった1〜2滴の醤油で川の水をどれほど汚すかを受講生は実感した様子だった。また、同様な川の実習は平成17年12/23(土)、宜野湾市宇地泊川と浦添市牧港川の2地点でも行われた。
 マングローブ湿地の観察では、メヒルギやオヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギモドキなど、樹形や葉と根の形などから4種の見分け方を学び、赤土の汚濁等で急速に失われつつある湿地や干潟も見学し、その重要性を実感した。
 受講生は平南川で「こんな綺麗な川で子ども達に自然体験をさせたら喜ぶに違いない」、「マングローブにこんな種類があるとは知らなかった、勉強になった」などの声が上がった。
 


 

 
写真1.平南川水生生物調査
 
写真2.指標生物はどれかな
 

 

 
写真3.億首川マングローブ観察
 
写真4.宇地泊川水質調査
 

2.指導員の対策指導シナリオ作成とその発表会

 指導員養成研修の一つ『対策指導シナリオ作成方法』の講義が当クラブ(OEC)の吉田研究員を講師に、平成17年12月8日(木)浦添市役所で行われた。
 この講義は、受講生が身近にある川や海がどのように汚され、それらの汚れをどのように解決していけばいいのか?指導員として地域でどのように指導啓発していくのかを実際の場面を想定して、各自が指導シナリオを作成するのがねらい。
 まず受講生は、自分の住む市町村が作成した「生活排水対策推進計画書」を参考に役所の担当者と相談しながら川と流域について問題点を探すことから始めた。宜野湾市、浦添市、中城村、西原町の4グループそれぞれで意見を交わすことで自分たちの川や流域の問題点が見えてきた。
 浮き彫りになった問題点を元に、それらの対策のための指導シナリオを約一ヶ月かけて各グループで作成した。その発表会は、平成18年1月17日(火)浦添市役所で開催され、宜野湾市が『宇地泊川の現状』、浦添市が『牧港川を美ら川にしよう』、中城村が『見直そう生活排水を』、西原町が『考えよう!家庭でできる生活排水対策』のテーマで、各グループがパネルやスライドを用いて発表した。また、そのあと受講生23名には、当クラブ(OEC)より『沖縄エコライフアドバイザー』の認定証とIDが授与された。
 


 


 

写真5.「シナリオ作成方法」講義風景
 
写真6.テーマと想定場面を発表
 

 

 

写真7.自分たちの河川の課題点とは
 

写真8.質問に答える宜野湾市チーム
 


 


 

写真9.発表前の西原町チーム
 
写真10.質問に答える西原町チーム
 

 

 

写真11.発表中の中城村チーム
 

写真12.PPTで発表する浦添市チーム
 


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