OEC News No.17
国場集落『サガリバナ鑑賞会』


 梅雨明けの6月末日、今年も那覇市国場にお住まいの「大嶺さんのお宅」にご協力を頂き、サガリバナ鑑賞会を開催しました。鑑賞会がスタートした20時頃、サガリバナはまだ「つぼみ」の多い状態でしたが、21時をすぎる頃には「花びら(雄しべ)」が次第に開き始めてきました。大嶺さんのお宅では、復帰後すぐに、サガリバナの苗をご自宅の庭に1本植えて、大切に育ててきたそうです。35年たった今では、小さなサガリバナの苗が、約4mほどの高さの木になり、大きくりっぱな葉を茂らせ、フサフサのピンクの花をたくさん咲かせています。
 この日、大嶺さんから、「昔、サガリバナは、首里の王様の管理下にあって、一般の人にはなかなか手の届かない植物だった」と、貴重なお話を聞くことが出来ました。参加者の皆さんは、親子連れで来てくださった方が多く、ライトアップされた「夜のサガリバナ」に長い時間、見とれていました。小さなお子さんは、幻想的な花を、カメラにおさめようと夢中になっていました。またお年寄りの方は、甘い香りを放つサガリバナを見上げて「小さい頃、石垣島に住んでいて家の近くにサガリバナがあった。その時のお家や風景を久しぶりに思い出すさぁ」と話してくださり、胸が温かくなるようなお話を聞くことが出来ました。
 来場いただいた方の中には、「開花時期は県内中のサガリバナを見て回っている」というとても熱心な方や、この日の為に、北九州からはるばる駆けつけてくださった方もいました。
2時間半の鑑賞会はあっという間に終了し、この日は、約50名もの参加者が大嶺宅に足を運んで下さいました。(テレビ取材も受けました。)
 身近な「水辺の植物」として多くの隠れファンを持つサガリバナは、その幻想的な花びらと甘い香りで人を魅了させるだけでなく、沖縄の「昔の風景」にも想いをはせることが出来た、とても素敵な一夜となりました。たくさんのご参加ありがとうございました!
 


 

 
写真1.ライトアップされた大嶺家のサガリバナ。
多くの来訪者でにぎわう様子
写真2.花びら(雄しべ)が開きはじめた!

 


 

 
写真3.22時頃、満開に咲きほこるサガリバナの花びら
 

 
写真4.大嶺家に近い「嘉数家」のサガリバナも、
りっぱな白い花(房)を咲かせていました♪

 

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