沖縄季節の花・実 TOPIX4
■OEC大里分室の花(その2)

 花とは別に実(種子や果実)について新たな頁を考えていました。しかし、花だけも更新が遅れ気味であること、実の時期を加えれば原稿を練る期間が十分とれること、などの理由で今回から実を含めたトピックスにしました。
 沖縄で見られる植物の多くは花・実をつける期間が長く、成熟した実のそばでつぼみや満開の花を見ることがよくあります。この現象は、南の島の植物が台風など、自然の災害を乗り越え生きのびる戦略に思えるとOECニュースNo2で紹介しました。沖縄の水辺に自生するサガリバナやモモタマナなどはその典型で、今、OEC大里分室ではこれら2種に加えナハキハギなどが実をつけながら花を咲かせています。
 今回登場しますのは、サクラランとサガリバナ、タチアワユキセンダングサ、モモタマナの4種です。

サクララン:

Hoya carnosa R. Br.
カミサシバナ(首里)。石灰岩地帯に多く、ほふく性多年生草本。名前の由来は葉がランの葉に似ているから。自生種の鉢植えを研究中。

サガリバナ:

Barringtonia racemosa Spreng.
昨年に続き花を咲かせた4年目の鉢植え実生苗。
昨年、実生からの鉢植えで花・実をつけたのはOECが初めて。

タチアワユキセンダングサ:

Bidens pilosa L. var. radiata Scherff.
北アメリカ原産の多年生草本で帰化種。道ばたや荒れ地で最も多い。コセンダングサの変種でシロバナセンダングサに比べ花びらが大きく、下葉は5小葉(ハイアワユキセンダングサは3葉)。

モモタマナ:

Terminalia catappa L.
コバテイシ、クワァディーシ(沖縄)などと呼ばれ、沖縄島以南に分布。
大高木で落葉広葉樹で日陰木、街路樹。花は白く目立たない。果実はコウモリの好物。

 


写真1. 園芸種のサクララン
自生のサクラランの鉢植え方法を
研究するため購入した既製品。
 


写真2. 花が咲き終えたサガリバナ(鉢植え4年)
昨年に続き2度目の開花。
この後他の枝もつぼみを出すと思われる。
 


写真3. 分室を侵略する
タチアワユキセンダングサ
年中花を咲かせ、種子をつけている
憎たらしい雑草。


写真4. 実をつけ花を咲かせるモモタマナ
成熟した果実のそばにつぼみが出て、
花が咲いている。

 

 

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