琉球列島のバリントニア TOPIX1
■沖縄島のバリントニア(Barringtonia) (1)

 このページでは、琉球列島のバリントニア(サガリバナとゴバンノアシ)について、その名所やイベント、花、果実、苗木などなど、様々な情報を発信していきます。

 沖縄の河口域に自生するサガリバナ(Barringtonia racemosa)は、夏の夜に芳香とともに咲き、水面に浮かぶ花びらが幻想的な世界をつくり出します。古くから庭木に用いられ、その美しさは琉球の古典にも登場します。今沖縄では、民家の庭木や観葉植物、水辺植生再生や公園・街路の緑化樹種として重宝され、『夏の夜の花見』として親しまれ根強い人気があります。
 サガリバナは、奄美大島以南の琉球列島に分布しており、河口のマングローブ後背地に自生する小高木です。同種は毎年6月下旬から7,8月の間、夜に芳香を放ちながら白やピンクの花を咲かせ、その朝に雄しべ(花びら)を散らします。暗闇で芳香とともに咲き、そして散った花びらが水面に浮かび、辺り一面を白やピンクで敷き詰めたような光景は、実に幻想的です。今では、沖縄の夏の風物詩として広く知られ、『夏の夜の花見』として定着しつつあります。また、那覇の首里では同種を「キーフジ」と呼び、古くは琉球王朝によって庭園樹に用いられました。現在でも庭木や観葉植物として根強い人気があり、水辺植生の再生、公園や街路の緑化樹種として、重宝されています。
 沖縄本島には同種について多数の名所やイベントがあります。名護市真喜屋の『舞香花(もうかばな)祭り』や西原町内間御殿の『サワフジ祭り』、NPOが主催する那覇市国場の『国場バリントニア観賞会』などがあげられます。

 今回は、沖縄本島のサガリバナの分布(生育)地点のリストアップです。これまでに、入手した情報から確認できた那覇以外の33、市内の29、合計62の生育地点です。

 

次のページへ --->