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第8回宮古島市添道サガリバナワークショップ(2009/2/17掲載)

第8回宮古島市添道サガリバナワークショップ

  平成21年1月24日(土)に、宮古島市添道サガリバナ遊水池で、サガリバナの保育管理を実施しました。 当日は雨のち曇りで寒く、悪天候だったためにいつもより参加人数が少なかったです。 そんな中、初めて参加された方が3名もいらしたことはうれしいかぎりです。 今回で8回目を迎えたワークショップも少しずつ島の方々に浸透しているという手応えを感じています。

  ほぼ2ヶ月に1回に、ワークショップを開催していますが、相変わらず雑草との戦いです。参加者の方々も雑草取りにかなり苦労されていた様子です。 保育管理者のお一人が堆肥を一袋提供してくださいました。 各自手入れ後、当クラブの下地副会長から育苗講習があり、参加者の方々はいろいろと質問しながら熱心に聞いていました。

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石になった生き物たち(2009/1/30掲載)

石になった生き物たち

  OECの大城会長が、1/17に開催された沖縄県地域環境セミナーの講師として「石になった生き物たち」のタイトルで、講話を提供しました。

  皆さん、化石とは、どの位の年数が経ち、どの状態になったら化石と呼ばれるか、ご存知ですか? 専門家の中では、化石とは「1万年以上前の生き物たちが地層中で石化したもの」として定義づけられているそうです。
発掘調査をしていて見つかる化石の中には、見つかった地層の年代を示す「示準化石」と、その化石の生き物が生活していた環境を示す「示相化石」というものがあり、 多くの情報を示唆する代表的な化石があるとのこと。沖縄の本部半島には、示準化石の一つであるアンモナイトが見つかっているそうです。

また、沖縄では、宮古島・石垣島も含めて100ヶ所以上の化石の産地があるそうです。沖縄本島を見てみると、北部や太平洋側では見つかっておらず、 南部に多く発見されているとの話でした。なぜでしょう?ヒントは琉球石灰岩です。

下記の沖縄で発掘された化石とそこから推察される事柄について、いくつか紹介がありました。
@杉の化石が佐敷から見つかっており、現在の杉の南限が屋久島と寒い地域の植物なので、沖縄に杉があったとすると、寒い部分、 つまり標高1,300m級の山が沖縄にあったのではないか。

A伊江島タッチュー(伊江島の山)は、タッチューの上側と下側の地質を調べてみると、実は上側のほうに古い年代の地層がきている。 何気なく見ているタッチューが、島裾よりも7,000万年も前の地質である。

Bウミガメの上腕骨の化石やイノシシの化石から体長を想像すると、現在のものより2倍以上はあったと推測できる。 寒冷な地域では体温を維持するために体が大きくなる「ベルクマンの法則」という理論を適用すると、これらの化石から推測される生き物の大きさは、 琉球列島も寒い時期があったということが推測できる。

  今回は、かなり壮大なスケールのお話でした。来場した30名の皆さんは、化石を通して琉球列島の成り立ちが明らかになって興味深かった、 との感想を述べていました。 毎日何気なく過ごしている私たちの島が、どのように出来上がってきたのか、ほんの少しだけ入口を見ることができた一日でした。

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特定非営利活動法人
おきなわ環境クラブ

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2008年アジェンダ21『県民環境フェアinうるま市』開催(2008/2/28掲載)

2008年アジェンダ21『県民環境フェアinうるま市』開催 2008年アジェンダ21『県民環境フェアinうるま市』開催   平成20年1月27日(日)、うるま市役所(本庁広場)で『県民環境フェアinうるま市』が開催されました。 残念ながら天候が悪かったため参加者の入場数は去年より少なく感じました。

  会場は、9時半からオープニングセレモニーの太鼓を合図に開始されました。 その後ステージでは、主催者代表の挨拶やうるま市の市長から挨拶があり、今年度の『沖縄県環境保全功労者』の表彰式が行われました。 また、「うるま市」地元の小学校2校と真和志高校の生徒らから、学校での「環境活動」の取組みが発表されました。

今年のブース出展団体は、県の行政団体を始め、各NPO団体、公益団体、民間団体、そして「うるま市」の小中学校4校の合計61ブースが設けられました。 それぞれは、A『地球環境・新エネ・省エネエリア』、B『環境経営・EA21エリア』、C『ゴミ減量・リサイクルエリア』、 D『自然保護・エコツーリズムエリア』の4エリアに設けられ、活動(出展)内容が参加者にも分かりやすいよう位置が振り分けられました。

  OECはD『自然保護・エコツーリズムエリア』でのブース出展となり、今年も『水辺の環境』に興味を持ってもらえるように「ヒルギ類」、 「サガリバナ」、「サキシマスオウノキ」鉢植え展示や、漂着種子の展示をしました。その中でも、一番多かった反応(質問)は、やはり人気の高い「サガリバナ」でした。 (どこにいっても関心度が高いようです!)

  フェアには、会場の近隣に住む家族や子ども達が多く参加してくれましたが、悪天候の中でも、終始穏やかな雰囲気でゆっくりと楽しい一日が過ぎました。

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2007年度第13回 『国場川水あしび』(2007/12/25掲載)

2007年第13回 『国場川水あしび』 2007年第13回 『国場川水あしび』   身近な自然に親しんでもらおうと、12月8日(土)に国場川水あしび実行委員会主催の『第13回 国場川 水あしび』が 豊見城市「環境省 漫湖水鳥・湿地センター」とその周辺で開催されました。

  国場川流域の各市町村から小学生や中学生、また親子連れなど約300人が参加し、午前中は真玉橋から那覇大橋までの国場川南岸の清掃、 午後からは水あしびの目玉である「漫湖クイズウォークラリー」が開かれました。 このウォークラリーは、各展示ブースを回りクイズに答えて正解した得点で順位を競うゲームです。

  湿地センターの広場では、行政、公益団体、小学校や民間企業、またNPO団体などの12団体がブースを設け、 そのうちの11箇所がクイズウォークラリーにクイズを出題しました。 クイズの出題は、漫湖で生息しているカニや魚の名前を当てる『水槽で生き物クイズ』や実際に午前中の清掃で拾った『漫湖ゴミクイズ』、 漫湖左岸での河川で行う『木の葉なんの葉ゲーム』など、漫湖についての学習が楽しみながら出来る内容がたくさんありました。

  OECは、その中の一つ『マングローブクイズ』を担当。ブース内の展示物や鉢植えなどのなかに、マングローブに関するクイズのヒントを隠し、 よく読んだり見たりすれば答えが分かるようにしておきました。 低学年には問題が少し難しかったようですが、係員に積極的に質問をするなど楽しみながらも熱心に参加する姿が見られました。
  また、ブース内で大変にぎわったゲームが「サキシマスオウノキの実キャッチゲーム」。投げた10個の実のうち、参加者が帽子でキャッチし、 何個取れたかで点数になります。小さい子も高学年の子たちも一緒になって楽しんでいる様子が見られ、午前中の清掃の疲れも吹っ飛んだようでした。

お天気にもずっと恵まれて、最後の閉会式では、1位を獲った近隣の中学校生徒(男子)になんと豪華景品のマウンテンバイクが手渡されました! (すごいですねぇー)お掃除もして、ゲームも楽しみながら、身近な自然に触れられた有意義な一日となったことでしょう。

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報得川とワイワイ会(2007/12/25掲載)

  糸満市を流れる「報得川」は、平成17年度に「日本一汚れている川」として不名誉な全国ワーストにランクづけされました。 そこで行政機関や地域の市民団体、学校、研究機関などが集まり、きれいな報得川を取り戻そうと取り組みを始めています。
  表題の『報得川とワイワイ会』は、報得川の流域協議会として水質保全に向けた実践活動を遣っていくことを目的に設立された組織です。 OECはこの会と連携する形で今年2月から月1回の会合に参加しています。

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やんばるの「平南川」を見にいこう!-水生生物調査-(2007/12/25掲載)

やんばるの「平南川」を見にいこう!   今年8月8日、その手始めにOECは「地球環境基金」の助成活動の一環で、報得川流域に住む人々を対象に川の観察会を企画しました。 「やんばる」のきれいな川を見て水に触れる体験を通して「自分の地域の川と比較し考えてみよう」と、大宜味村の「平南川」で水生生物調査を実施しました。
  報得川近隣の兼城中学校エコクラブと、がじゅまる児童エコクラブ、また教員や保護者の皆さん約40名が参加し、 平南川の水質や周辺の豊な自然環境を知ることで、きれいな川のイメージを共有することが出来た観察会となりました!

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第1回 報得川セミナー(2007/12/25掲載)

第1回 報得川セミナー   OECは『報得川とワイワイ会』と共催で、報得川の水環境について認識を深める場として「報得川セミナー」を計画し、 10月1日、第1回目の同セミナーを糸満市役所で開催しました(主催:糸満市、糸満市女性連合会、OEC)。
講話は「報得川の水質状況」と「私達の生活排水」のタイトルで、2名の沖縄県生活排水対策指導員の方から、まずは浄化槽の種類やしくみについて紹介がありました。 また身近な生活排水の例として台所・洗濯・トイレ・お風呂から出る排水やその対策についてお話をしていただきました。

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国場集落『サガリバナ鑑賞会』(2007/8/27掲載)

国場集落『サガリバナ鑑賞会』 国場集落『サガリバナ鑑賞会』   梅雨明けの6月末日、今年も那覇市国場にお住まいの「大嶺さんのお宅」にご協力を頂き、サガリバナ鑑賞会を開催しました。 鑑賞会がスタートした20時頃、サガリバナはまだ「つぼみ」の多い状態でしたが、21時をすぎる頃には「花びら(雄しべ)」が次第に開き始めてきました。

  大嶺さんのお宅では、復帰後すぐに、サガリバナの苗をご自宅の庭に1本植えて、大切に育ててきたそうです。 35年たった今では、小さなサガリバナの苗が、約4mほどの高さの木になり、大きくりっぱな葉を茂らせ、フサフサのピンクの花をたくさん咲かせています。 この日、大嶺さんから、「昔、サガリバナは、首里の王様の管理下にあって、一般の人にはなかなか手の届かない植物だった」と、貴重なお話を聞くことが出来ました。

  参加者の皆さんは、親子連れで来てくださった方が多く、ライトアップされた「夜のサガリバナ」に長い時間、見とれていました。 小さなお子さんは、幻想的な花を、カメラにおさめようと夢中になっていました。 またお年寄りの方は、甘い香りを放つサガリバナを見上げて「小さい頃、石垣島に住んでいて家の近くにサガリバナがあった。 その時のお家や風景を久しぶりに思い出すさぁ」と話してくださり、胸が温かくなるようなお話を聞くことが出来ました。

  来場いただいた方の中には、「開花時期は県内中のサガリバナを見て回っている」というとても熱心な方や、この日の為に、北九州からはるばる駆けつけてくださった方もいました。 2時間半の鑑賞会はあっという間に終了し、この日は、約50名もの参加者が大嶺宅に足を運んで下さいました。(テレビ取材も受けました。)

  身近な「水辺の植物」として多くの隠れファンを持つサガリバナは、その幻想的な花びらと甘い香りで人を魅了させるだけでなく、沖縄の「昔の風景」にも想いをはせることが出来た、 とても素敵な一夜となりました。たくさんのご参加ありがとうございました!

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アクアプランターで水辺の植物を育ててみよう♪(2007/8/25掲載)

アクアプランターで水辺の植物を育ててみよう♪ アクアプランターで水辺の植物を育ててみよう♪   昨年、沖縄子供の国で開催された「2006アジェンダ21 県民環境フェア」でOECもブースを出店。「体験コーナー」では、アクアプランター作りをおこない、 子どもから大人まで大人気でした。フェアでは、サガリバナの苗も無料でプレゼントして、一番の目玉となった企画でした。
  「アクアプランター」とは、飲み終わったペットボトルを利用して作る水耕栽培のプランター(植木鉢)で、マングローブなど水辺の植物を種子や苗から育てられます。 今回は、皆さんのご要望に答えるべく、アクアプランターの解説イラスト付きA4版が完成しましたことをご報告します♪

  ただのリサイクルプランターではないヒミツには、今までにないペットボトルの「二重構造」が大きなカギになっています。 また、植物の不思議なしくみである、葉や根の「役割」についても解説しており、大人でも十分に楽しめる内容となっています。

アクアプランターで水辺の植物を育ててみよう♪   家庭だけではなく、学校での「環境学習」として利用することも期待しています。自分で作ったオリジナルプランターなら、楽しみながら「身近に自然を感じる」ことが、きっと出来ることでしょう。 この「アクアプランターの解説紙」についてご興味がある方は、是非お気軽にOECまでお問い合わせ下さい♪

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2006年度おきなわアジェンダ21県民環境フェア(2007/1/23掲載)

2006年度おきなわアジェンダ21県民環境フェア 2006年度おきなわアジェンダ21県民環境フェア   平成18年11月25(土)、26日(日)に沖縄県主催「2006年度おきなわアジェンダ21県民環境フェア」が沖縄市の子どもの国で開催され、 行政や公益団体、NPOや市民団体、民間企業など約20団体が環境に関する啓発活動やエコグッズの紹介などをおこないました。
  今回、私たちの展示ブースでは、「水辺の植物」を切り口に、OECのモットーとしている『環境と自の保全は足元から!』を軸として、 自主・受託・助成金によって三つに分けた事業(活動)を紹介しました。目玉としては、ブースの前に、実際に手にとって触れる「漂着物の展示」や、 「アクアプランターお絵かき体験」など、来場者が楽しく参加できるコーナーを設けました。

  「アクアプランター」とは、家庭ゴミのペットボトル(2L角型)を再利用して、自然のしくみを活用した「二重構造」により、 「水辺の植物」がお家でも育てられるペットボトルの手作り植木鉢のことです。今回は「水辺の植物」や「身近な自然」に関心を持ってもらい、 楽しみながら育てられるように「アクアプランター」と、「水辺植物の苗や種子」、そして「土」の3点セットを、嬉しい「お持ち帰り用」として 無料配布することにしました。

  「アクアプランターお絵かき体験」コーナーに集まった子どもたちは、友達同士で参加してくれて、それぞれなんとも個性豊かなアクアプランターが出来上がりました。 完成したアクアプランターを嬉しそうに抱え、「お家で育ててみたい!」という子どもたちの声がとても嬉しかったです。親子で参加した会話から、 「どちらが先に芽を出すか競争だね!」というワクワクするような声も聞こえ、私たちも一緒に春が待ち遠しくなってしまいました。

  OECの展示ブースは、2日間とも「フリースペースコーナー」をきっかけに、参加者には大好評で、用意していたペットボトルもあっという間に終了しました。 今回のフェアでは、私たちも参加者の皆さんと一緒に楽しみながら「身近な自然」について目を向ける「きっかけ」づくりができたと嬉しく感じています。

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沖縄県地域づくりネットワークのニュースレターにOEC掲載(2006/12/9掲載)

  沖縄県地域づくりネットワークのニュースレター「わんからやー」5(2006年11月30日)の会員紹介コーナーにOECの紹介が掲載されています。

    ※ニュースレター「わんからやー(2006年11月30日号)」(PDFファイル 380KB)

沖縄県地域づくりネットワークは、県内の地域づくり団体をネットワークでつなぎ、相互の交流を促進するとともに、様々な情報を提供する目的で設立された団体です。

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ニューマッハ号の配備(2006/8/3掲載)

ニューマッハ号の配備   待望の当クラブ(OEC)車両『ニューマッハ号』が去る6月27日配備されました。 この車両は、日本郵政公社の年賀寄付金より834,070円の配分助成を受け、総額970,200円で購入しました。 この貨客用軽自動車ニューマッハ号は、4名の乗客と荷物を合わせて350kgまで積載可能で、車内空間も広く小回りのきくタフな車です。
  OECでは、この車両をマングローブ保全や水辺の緑化などの実践活動、観察会やセミナー、講習会、ワークショップなどに用いる機材の運搬、 そして人員の移動や連絡調整のための足として、早速、活用しています。
ニューマッハ号の配備によって、自然の体験学習や環境教育など、これまで以上に活動範囲が広がり、より効果的な啓発活動が展開していけるものと期待しています。

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生活排水対策指導員養成研修の野外実習開催(2006/3/9掲載)

生活排水対策指導員養成研修の野外実習開催 生活排水対策指導員養成研修の野外実習開催   沖縄県文化環境部環境保全課委託「生活排水対策普及啓発モデル事業」の一環として、生活排水対策指導員養成研修を平成17年11月から実施している。 その研修の一つ『川の水生生物とマングローブの観察』野外実習を平成17年12月17日(土)開催した。

この観察会は、受講生(指導員)が生活排水対策啓蒙活動の一つとして地域の川や海などで、自然の体験を通して子どもや大人に水環境を理解してもらうための ワークショップ開催の実習である。

  当日は午前中沖縄本島北部の平南川で水生生物による水質調査を行い、午後は場所を変え宜野座村漢那ダム堤下と金武町億首川河口のマングローブ湿地の観察を行った。 平南川では、水質の指標生物を調べると同時に透視度計による透視度、リトマス試験紙でpH、パックテストによるCOD(化学的酸素要求量)なども計測した。 COD計測では、コップの河川水に醤油を垂らして値の比較が行われた。たった1〜2滴の醤油で川の水をどれほど汚すかを受講生は実感した様子だった。 また、同様な川の実習は平成17年12/23(土)、宜野湾市宇地泊川と浦添市牧港川の2地点でも行われた。

  マングローブ湿地の観察では、メヒルギやオヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギモドキなど、樹形や葉と根の形などから4種の見分け方を学び、 赤土の汚濁等で急速に失われつつある湿地や干潟も見学し、その重要性を実感した。
受講生は平南川で「こんな綺麗な川で子ども達に自然体験をさせたら喜ぶに違いない」、「マングローブにこんな種類があるとは知らなかった、 勉強になった」などの声が上がった。

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生活排水対策ミニシンポジウム開催(2006/1/25掲載)

生活排水対策ミニシンポジウム開催 生活排水対策ミニシンポジウム開催 生活排水対策ミニシンポジウム開催   「一人一人の行動・実践から取り戻せるきれいな川と地下水と海」のテーマで、生活排水対策を考えるミニシンポジウムが平成17年12月10日(土) 漫湖水鳥・湿地センターで開催された。
  このシンポは、当クラブ(OEC)が受託する「生活排水対策普及啓発モデル事業」の一環として、さらに第11回「国場川水あしび」出展プログラムの 一つとして開催したもので、講師に大阪府八尾市生活排水対策アドバイザーOB会「アクアフレンズ」代表世話役の美濃原弥恵さん(左図)、 那覇市「安謝川をきれいにする住民の会」代表の府本みほさん(右図)をお願いして、日頃の活動状況を紹介していただいた。

  美濃原さんは大阪府八尾市生活排水対策アドバイザーの活動経緯を紹介しながら、いかに市民団体と行政、そして企業とお互いに連携・協力する協働が大切かを強調した。 また、簡単にできる生活排水対策として、自らが製作したアクリルモチーフ(洗剤を使わずアクリル毛糸で食器の汚れを落とす)を配布して、台所対策の一例を紹介した。
府本さんは、10年以上前から安謝川の流域に住んでおり、身近に流れる”川”を長年見つめてきた。目の前を流れている川の表情や現状を、末吉公園内の安謝川で採取した テナガエビやモクズガニなどの生き物、上流から下流までの川の様子を写真で紹介しながら、身近な川への興味が生活排水対策を行う上で最も大切であると訴えた。

  両者の活動紹介を受けて「行政との連携はどのように行ったのか?」「ワークショップを開催する際の保険は?」の質疑など、市民団体や行政、企業との連携(協働)の あり方、ワークショップや観察会の具体的な開催方法などについて、講師と参加者でディスカッションが行われた。

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「このタネ何ダネ?どこから来タネ?」漂着種子のワークショップ(2006/1/25掲載)

「このタネ何ダネ?どこから来タネ?」漂着種子のワークショップ開催 「このタネ何ダネ?どこから来タネ?」漂着種子のワークショップ開催   平成17年12月10日(土)の午前、「国場川水あしび」へのOEC出展プログラムとして「このタネ何ダネ?どこから来タネ?」の題でワークショップを開催した。 このワークショップは、流域から河岸に漂着した私たちの生活ゴミの清掃を兼ね、ゴミと一緒に流れ着いた植物の種子を拾い集め、 種類ごとの数と名前を調べることで漫湖や国場川流域の植物自然に理解を深めて行くことがねらいだ。

  当日は、主に国場川左岸(漫湖南岸)で拾い上げた種子について、それらの形状から種類ごとに分けられて数や名前を調べ、 そして、それらの実をつける草木はどこに育ちどうやって流れ着いたのかなど、参加者みんなで思いをはせた。
集められた種子は、オオコウモリの大好物であるモモタマナが最も多く、他にクロヨナ、オキナワキョウチクトウ、サガリバナ、サキシマスオウノキなど、 椰子の実の様に水に浮きやすい形状をした種類が多かった。

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フィリピン共和国のクリスティーナ海外研修員の受入(2005/12/31掲載)

フィリピン共和国のクリスティーナ海外研修員の受入 フィリピン共和国のクリスティーナ海外研修員の受入   去る12月5日〜14日の10日間、財団法人沖縄県国際交流・人材育成財団が受託実施する平成17年度沖縄県海外技術研修員受入事業として、 フィリピン共和国のクリスティーナさんの研修を実施した。
  今回の研修では、地域における環境教育やエコツーリズムの実践団体として、当クラブの活動内容や組織運営の方法などについて、 講義や実習、視察などを組み合わせたカリキュラムを実施した。 研修では、日頃実施している『街中のエコツーリズム』や『地域や学校に向けた環境教育』を中心に、行政や民間団体、市民団体など 関連機関との連携方法についても一緒に勉強をした。

  10日間という短い期間であったが、クリスティーナ研修員は、都市部でのエコツアー展開のしかた、そして地域の人たちとの連携や沖縄エコツアーガイドなどの 人材育成の方法、イベントやワークショップの開催方法について、熱心に勉強していた。 クリスティーナさんには帰国後、身近な資源を見つめなおして、 エコツーリズムを通した地域づくりの展開を期待したい。

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県民環境フェアとOECの知事表彰(2005/12/31掲載)

県民環境フェアとOECの知事表彰 県民環境フェアとOECの知事表彰   11月26・27日「おきなわアジェンダ21県民環境フェア」が沖縄市の沖縄こどもの国で開催された。環境に優しいイベントはお財布にも優しく、 フェア開催中の入場は無料という嬉しいサービス。2日間多くの家族連れが会場に訪れた。
  当クラブ(OEC)のブースでは『自然と環境の保全は足元から!』をモットーとする日頃の「水辺緑化活動」や「生活排水対策」についてのパネルを展示。 マングローブ卓上盆栽の作り方やサキシマスオウ ノキとサガリバナの種子を無料配布しながら、マングローブ植生や水辺環境の保全を呼びかけた。

  今回のフェアでは、当クラブの日頃の自然保護活動が認められ、沖縄県知事より『沖縄県環境保全功労者』として表彰された。 マングローブ希少種の保護回復やサガリバナ植樹など水辺の緑化活動が認められた。他に 沖縄リサイクル運動市民の会など3団体と3名の個人が表彰された。

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漫湖公園で国際交流環境ワークショップを開催(2005/12/31掲載)

漫湖公園で国際交流環境ワークショップを開催 漫湖公園で国際交流環境ワークショップを開催   JICA沖縄国際センター(OIC)に滞在する研修員を招いて第4回国際交流環境ワークショップを11月12日(土)、那覇市の漫湖公園で開催した。
当日は研修員20名と市民20名の総勢40名が参加。午前10:00に研修員はモノレール奥武山公園駅、 市民グループは漫湖公園内噴水からそれぞれスタートし、河口干潟の水鳥や動物たち、マングローブ、蝶園など、 沖縄エコツアーガイドの解説・案内で公園内の自然を満喫した。

  観察会の後は、園内ステージの周りで、参加者全員が標柱に各自の名前を書いてMyキーフジ(サガリバナ)60本の植樹をおこなった。 また、植樹後は沖縄エコツアーガイドの弾く三線の演奏を聞きながら軽食と飲み物を楽しみ、JICA研修員と市民との交流を深めた。

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2005年那覇市環境フェアへ出展(2005/12/31掲載)

2005年那覇市環境フェアへ出展   11月6日(日)那覇市が主催する環境フェアがおもろまち新都心で開かれた。今回のテーマは”Stop the 地球温暖化”。 このフェアは昨年に引き続き3回目の開催で、当日は好天にも恵まれ、多くの家族連れが見られた。 会場は行政・企業・市民団体のブースに分かれ、それぞれが環境に配慮した活動を紹介。

  当クラブ(OEC)は、地球温暖化防止の取り組みについて「地球温暖化とマングローブの関係」や「琉球列島に分布するマングローブ」のパネルなどを展示。 そして「マングローブ卓上盆栽のススメ!」と題してペットボトルプランターの作り方を実演紹介。 サキシマスオウノキやサガリバナの種子の配布をおこなった。 OECのブースではパネルを真剣に見入る方、庭先のサガリバナの育て方について訊ねる方など、環境フェアを楽しむ人たちで1日中賑わった。

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バリントニア・フェスティバル2005(2005/8/3掲載)

バリントニア・フェスティバル2005 バリントニア・フェスティバル2005   おきなわ環境クラブのメインイベントともいえる「バリントニア・フェスティバル2005」が去る7月11日(月)から18日(月)にかけて開催された。
毎年恒例の県庁構内にあるバリントニア(サガリバナ)・ライトアップに始まり、国場地区で樹齢40年にもなる立派なバリントニアを大切にしている大嶺家での ライトアップ、そして今年はオープニング・セレモニーとして県民広場でDJイベントを行い、夜に芳香を放ちながら咲くバリントニアをイメージした曲を流した。

  フェスティバル期間中は熱烈なバリントニア・ファンが多く集まり、県庁構内のライトアップでは5日間のイベント期間を通して500人以上の人々が 夜のお花見を楽しんだ。 現場では当クラブが育成した沖縄エコツアーガイドが、花の紹介をした。 来客者からは「花の色は2色だけですか?」「西表島のバリントニアも同じ時期に咲きますか?」「自分たちでも育てる事は出来ますか?」等、 様々な質問が飛びかい、夜に咲く花バリントニアへの関心の深さが伺えた。

  また大嶺家のライトアップにも毎晩50人を超す人たちが集い、サガリバナの多い国場地区の中でも特に立派な樹に鈴なりに咲き乱れる花の美しさと、 花の放つ芳香に酔いしれながら、大嶺秀雄さんのバリントニアへの愛情たっぷりの解説を聞いていた。 自治会から飲み物の差し入れがあるなど、国場地区の夏のイベントとして完全に定着したようだ。
  フェスティバルに訪れた人々が、もともとは水辺の植物であるバリントニアを通して身近な水辺環境を見直していくキッカケになった事を願う。 関連イベントとして8月7日(日)にMyキーフジ作戦を漫湖南岸で行う予定である。

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ついにできたぞ!「なはの街ゆいレールエコマップ」(2004/4/3掲載)

ついにできたぞ!「なはの街ゆいレールエコマップ」   昨年、那覇市観光課の委託事業として『那覇市エコツアー資源調査』を実施した。この調査は、ゆいレールを軸とする都市型エコツアーを展開するため、 自然や歴史、文化・芸術の分野で調査を行い、個々の資源について写真や記録をデータベースとして作成した。
今回、それらのデータを元にイラストや写真に楽しい解説の入った日本語版と英語版のエコマップを発行する事ができた。 題して「なはの街ゆいレールエコマップ」。 表は市内の歴史や自然、そして那覇ならではの天然素材ショップなどが紹介し、裏にはゆいレール沿線のウタキやカー、サガリバナなどの分布をマッピングした。
  これまでのマップとは一味違い、那覇の自然と文化を改めて見直すきっかけとなると思う。エコマップ片手に那覇の街を探索してみよう!

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安謝川ウォッチング(2004/4/3掲載)

安謝川ウォッチング 安謝川ウォッチング   那覇市には、安謝川の他に安里川や国場川などが流れている。しかし、これらの川には、水に入って遊びたくなるような場所が少ない。 今回の安謝川は、源流を首里石嶺町として、河口までの距離は5.2km、流域面積8.1km2、流域には住宅、事業所などが立ち並ぶ典型的な都市河川である。

安謝川ウォッチングは2005年1月15日に末吉公園内とその近くの地点で行われた。AM10:00に集合したメンバーは、軽装に長靴姿。エコツアーガイドから、 公園内の樹木や史跡などの概要と、水生生物調査の説明を聞いていよいよSTART!

最初のポイントは園内の滝見橋。一月なので水は冷たく感じたが、川に入って調査を始めると寒さを忘れる。 調査は流れの速さや川幅などを計測し、水深30cmくらいの場所で川底の転石にどんな指標生物がいるのかを調べた。サカマキガイやユスリカなどの指標種が多く、 なかには水質階級Iのヘビトンボ類の抜け殻らしきモノも発見されたのだが、結果的には"たいへん汚い水"(水質階級IV)と判定した。

続いて公園を下って二つ目のポイントは末吉橋付近。こちらではイシマキガイのコロニーやハゼの仲間など、上流より生物が多く見られた。 結果的にはイシマキガイやカワニナなどの指標生物が見られたので "少しきたない川(水質階級II)"と判定。理由は途中から湧水が混ざるなど 公園内で汚れた水が浄化されたためだろうか。

ところで安謝川は住民の間で1995年に「安謝川をきれいにする首里住民の会」が発足され、公園内の清掃活動が定期的に行われてきた。 その結果、水質が改善されゴミが少なくなり綺麗になったと言われている。 もうちょっとの努力が必要だ。今回は安謝川ウォッチングを通して、日頃の生活から出しているゴミや排水が川にどんな影響を及ぼしているか、 参加者各自が実感するチャンスとなった。

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OECが育てた「沖縄エコツアーガイド」(2003/4/29掲載)

OECが育てた「沖縄エコツアーガイド」 OECが育てた「沖縄エコツアーガイド」   おきなわ環境クラブ(OEC)では、この3月にプロとしての「沖縄エコツアーガイド」20名を養成した。
このガイドは、世界遺産「琉球王国の城(ぐすく)及び関連遺産群」とマングローブ湿地、そしてラムサール条約登録湿地「漫湖」を中心に沖縄の歴史、自然、文化について、 現地での案内・解説をはじめ、学校や地域、職場に出かけてセミナーや講習会などの講師もつとめる。今、沖縄で新しい仕事として売り込み中である。

  この養成講座は、求職者向けの緊急委託訓練として沖縄県からOECが受託した事業で、'02,11月27日〜'03,3月8日の3ヶ月半、講義に130、 現場学習と台本作成などに280、合計410時間実施された。
講義では、県内大学などの専門家を講師にお願いして沖縄の歴史・文化論や食・健康論、自然・水環境論を学び、実習では世界遺産に登録された沖縄 の城(ぐすく)群や マングローブ湿地、そしてラムサール条約登録湿地「漫湖」について、現場の学習とガイドや案内するための台本作りを行った。

  OECは、この4年間『自然と環境の保全は足元から!!』の合い言葉で、那覇市・豊見城市の漫湖や具志川市の州崎マングローブテラス、そして宮古島において、 地域の人達と一緒になって水辺の希少植物や植生について、保護・回復活動を行ってきた。これらの活動をより多く、広い範囲で継続・実践していくためには、 地域の自然と文化を楽しく解説してくれるエコツアーガイドの養成が不可欠と考えている。

  今回の『沖縄エコツアーガイド養成コース』講座は、沖縄県が委託する雇用拡大を目的にした職業訓練とOECのめざす活動が合致したことにより実現した プロジェクトである。 OECではこの訓練事業を今後も年2回開催して、県内で100名余の同ガイド誕生をめざしている。

次回の募集は、6月下旬を予定している。沖縄に関心をお持ちの皆様のたくさんの応募を期待したい。 なお、この講座の募集は、那覇市など沖縄本島内のハローワーク(公共職業安定所)で行われる。

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磯の観察会(2002/8/15掲載)

磯の観察会 磯の観察会   沖縄県自然保護課が主催する『磯の観察会』へOECを代表して参加した。今回の観察会は、約100名が参加して去る7月27日、 糸満市大度の浜で午後2:00〜4:00の干潮時間に行われた。

  この浜は、琉球石灰岩の隆起してできた海岸の先にサンゴ礁が広がる、沖縄の典型的な岩礁海岸である。陸の方からノッチ状の海食崖とキノコ岩、 岩礁やその先に広がるラグーン(内海:イノー)、タイドプール(潮だまり)、リーフフラット、リーフエッジなど、そこには様々な生き物たちが観られる。

  海食崖やノッチには乾燥に強いコンペイトウガイなどタマキビガイの仲間、その下にアマガイの仲間、その先へ行くとタイドプールがあり、 そこにはコバルトブルーのスズメダイが現れる。プールの底には緑鮮やかなリュウキュウスガモ(海草)が広がり、クモヒトデやナガウニ、クロナマコもいる。
また、色とりどりのサンゴのお花畑が広がり、成長が頭打ちになったハマサンゴなど、様々な形がある。 そして縄張りを争って隣りとけんかをしているコブハマサンゴとトガリシコロサンゴ、カメノコキクメイシとコモンサンゴの対戦が観られる。

  リーフエッジをUターンして、タイドプールやラグーンを観ながら岸近くのごつごつした岩場に戻ると、そこには口を閉ざしたオハグロガキの帯が広がっている。 さらに陸に近いところで岩の表面に黒い帯をしたヘリトリアオリガイ、その凹部には身を寄せ合って、乾燥と暑さに耐えて潮が満ちてくるのを待つゴマフニナ がいる。 この岩場と護岸との間にはサンゴ礁の砂が広がる。いつもだとグンバイヒルガオなど砂浜の植物が観られるが、台風の後で茎だけが残っている。

  このように糸満市大度の浜は砂浜や岩礁、タイドプール、ラグーン、リーフまで、様々な生き物が観察できるすてきな磯なのだ。みんなでこの浜を大切にしたいものだ。

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台風も沖縄の自然(2002/7/22掲載)

台風も沖縄の自然   『バリントニア展−沖縄の水辺植物展−』など、一連のイベントを開催した6/24(月)〜7/12(金)の間に、台風5号が沖縄本島に接近した。 沖縄では、例年6月23日(慰霊の日:休日)前後の梅雨明けから7月上旬にかけ、台風の接近は少ない。 しかし、今年はこの時期の太平洋高気圧の張り出しが例年に比べ弱く、琉球列島沿いに北上するコースが多いといわれている。 沖縄本島には7/5(金)5号、7/15(月)7号が接近した。

  7/8(月)〜7/12(金)の間、沖縄県庁ロビーで開催した『おきなわバリントニア展−沖縄の水辺植物展−』の一環として、 同構内にあるバリントニア(サガリバナ)開花のライトアップを予定していた。 しかし、7/5(金)台風5号の風害によって開花前のつぼみが全て落ちてしまった。 県警察ビルと県庁ビルとの間にあるため、この2本のサガリバナ壮齢木は特に強い風を受けたようだ。 沖縄の台風は、風害とともに塩害をもたらすため、葉っぱの黄変も見える。

  台風も沖縄の自然の一つであることを改めて認識するとともに、同構内のライトアップは、年内の開花時まで延期とした。 そこで急きょ県庁に替わり、台風の被害が少ない大嶺さん宅(那覇市国場66)の同種壮齢木を7/8(月)〜7/12(金)19:30〜20:00の間、ライトアップした。

  台風の年、サガリバナは花が2度咲くといわれており、県庁でのライトアップ延期はこのことに基づいている。 また、昨年だと沖縄本島のサガリバナは年末まで開花が見られ、例年6月以降12月頃まで、果実の隣の枝で花が咲いている姿をよく見かける。 琉球列島に分布する同種の開花ピークは7月上旬であるが、全ての花が一気に咲いた場合、この時期の台風でそれらの全てを失うおそれもある。 サガリバナが開花を年末まで分散することは、長い歴史の中で継代を持続するための戦略にもみえる。

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記者発表の難しさ!(2002/7/22掲載)

記者発表の難しさ! 記者発表の難しさ!   おきなわ環境クラブ(OEC)では、当クラブが主催する比較的規模の大きなワークショップやイベントの開催前に記者発表を行っている。
今回の発表は去る6月25日、沖縄県庁記者会見室で『バリントニア展−水辺植物展−』の紹介を兼ねこれまでの活動を報告した。

  『バリントニア展−水辺植物展−』は、漫湖北岸の『国場川河口右岸における水辺植生の保全と再生』プロジェクトの一環として、 リーフレットの発行に始まり展示会、観賞会など、6月下旬から7月上旬にかけ一連の活動を行った。
今回の目的は、琉球列島に分布するバリントニア(サガリバナ、ゴバンノアシ)をはじめ、マングローブなど足元の水辺自然を見つめ直すきっかけにすることと、 次年度以降に計画している『バリントニアを基調とする地域おこし』をアピール することであった。

  前置きが長くなったが、今回の記者発表は、テレビやラジオ局、新聞社など約10社の取材があり、これまでになく盛況であった。 複数のテレビやラジオでは、その当日に発表の様子が流された。
しかし、今回最も強調したかったリーフレットの発行と那覇市の教育長要請行動について、今日まで県内2紙での掲載が無い。 久しぶりの記者発表であったため、話題が盛りだくさんで総花的になったことに原因があったと反省している。

  6月下旬から7月中旬の間、『バリントニア展』やサガリバナのライトアップ、バリントニアコンサートについて、県内2紙では4回の掲載があった。 それからすると今回の記者発表は、効果的であったといえるが、肝心の2点が取り上げられないことに、記者発表の難しさを感じている。

※記者発表の概要
(1)日時場所:6月25日(火)10:30〜11:30 県庁5F記者会見室
(2)発表内容
   @おきなわ環境クラブ(OEC)これまでの活動とNPO法人認証報告
   Aリーフレット『沖縄島のバリントニア』のお披露目
   Bバリントニア展の参加呼びかけ
(3)発 表 者: OEC会長 平川 節子 副会長 上原 千賀子 事務局長 金城 桂子

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